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トレーニングする女性に是非気にしてもらいたい生理周期に合わせたルーティーンとダイエット法。

更新日:2023年6月2日


生理周期に合わせてダイエット中の女性のブログ

女性の生理周期は、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4つのフェーズに分かれています。


月経期は、子宮内膜が剥がれることによって起こる出血期間で、通常は28日周期の初めの日から5〜7日間程度続き、初日は生理痛や経血のために、運動は一番辛い時期に当たります。ただ、この時期に運動しない方が良いという科学的根拠は無く、気分的にのらないだけで、いつもの運動自体を中止する必要性はありません。しかし、生理痛や出血がひどいなどで、疲れを感じているのであれば、迷わず休みましょう。


卵胞期は、月経期の終わりから排卵までの期間で、卵巣が卵胞を成熟させます。その後、14日目前後で卵子を放出する排卵期を迎えます。卵胞期・排卵期は通常8〜14日目ですが、個人差があります。この時期になると筋肉量を増やすテストステロンと、筋肉と結合組織を作るエストロゲンの分泌が増えるので、体を鍛えるには最適な時期と言えます。ただし、ピルを服用中の人は期待通りの効果が得にくいようです。


黄体期は、排卵後の15日目前後から始まり、卵胞が放出した卵子を取り囲む黄体が成熟する期間です。この期間は通常22〜28日目にあたる14日間程ですが、排卵日から次の月経までの期間が安定していない場合はあります。この時期になるとエストロゲンの分泌も減り、エネルギーも減少するので、運動をキツく感じるようになり、靭帯や腱の損傷などの怪我をしやすくなりますので、衝撃性の高いスポーツは避けた方が良い様です。また、次の月経に向けて栄養分や水分をカラダに蓄えるこの時期は、黄体ホルモンが優位になり痩せにくい時期。基礎体温をつけていると、排卵後は体温が上がるので、気づきやすいでしょう。月経期に向けて黄体ホルモンの分泌が増え、イライラしたり、気分が落ち込んだりすることで気がつく場合もあるので、食事制限のあるダイエットには適した期間とはいません。


この様に、ダイエットやトレーニングは、生理周期によって影響を受けることがあります。まとめとしては、月経期中はエネルギーが低下するため、激しい運動や過度の食事制限は体に負担をかけることがあります。卵胞期や排卵期は運動やダイエットに適した時期とされています。黄体期は筋肉が付きにくく、食欲も増して、イライラしやすい時期でもあり、高強度の運動やダイエットは控えた方がよいでしょう。


生理による辛さの度合いは、人により異なりますが、ウエイトトレーニングは月経周期の後半よりも前半にした方が、筋力アップにつながるという科学的な裏づけもあるので、参考にしてみてください。

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